体を変える7ステップ。
ステップ1 では目標設定についてお伝えさせて頂きました。
ステップ2 の今回は、トレーニングの原理原則を知るという
テーマでお伝えさせて頂きます。
前提として、私たちはトレーナー会社として筋トレは全力推奨派です。
メリットがありすぎるからです。
筋トレをするのとしないのでは、体の変化のスピードは何倍にも
変わりますし、見た目にも大きく影響します。
今回お伝えするお話は、
ジムでの筋トレも自宅での筋トレも共通になりますが、
今は筋トレはせずに食事のみを意識しているという方も、
是非参考に最後までお読みください。
トレーニングには、
[3原理5原則]
というものがあります。
まずはこれを理解し実行する必要があります。
細かいことは覚える必要はありませんので、
簡単に概要のみ解説をさせて頂きます。
[ 3原理 ]
1 過負荷の原理
日常生活以上の負荷をかけないと効果は現れない。
またいつも同じ負荷では体が慣れてしまい効果が表れにくくなる。
2 可逆性の原理
トレーニングで高めた筋肉や体力も、辞めてしまえば
元のレベルまで次第に戻ってしまう。
3 特異性の原理
トレーニングのやり方(負荷設定など)によって効果は変わる。
目的に沿った正しいやり方を行う必要性。
[5原則]
1 漸進性(ぜんしんせい)の原則
筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるの
ではなく、徐々に負荷を高めていくことが必要です。
怪我リスクにもつながるため、一気にではなく、
徐々にという点もポイント。
2 全面性の原則
偏ったトレーニングではなく、全体的にトレーニングを行う
ことで、結果的に鍛えたい部分のトレーニング効果も高まる。
3 意識性の原則
このトレーニングがどんな意味を持っているか。これを行うことで
どんな能力が向上するのか、などをしっかり理解したうえで、
鍛える部位を意識して取り組んだ方が効果は現れやすい。
4 個別性の原則
体は個人毎に全く異なり、性別・年齢・身体組成・体力など、
すべてが同じという人は誰1人いません。目的や目標、フォーム、
負荷設定など個人に合ったものでなければ効果は現れない。
5 反復性の原則
どんなに質の良いトレーニングでも数回行っただけでは効果は
現れない。反復して継続することで、はじめて効果が現れる。
以上がトレーニングの3原理5原則です。
簡単にまとめると、
トレーニングの効果の出すためには、
「個々の体に合ったフォームや負荷設定で、しっかりと追い込み、
鍛える部位を意識して徐々に負荷を上げていくこと。
そして偏ったトレーニングではなく、全体的に行い継続をすること
で効果が表れる」
ということです。
もっとかみ砕いて言うと、
トレーニングはまずは質(良いフォームで負荷をかけること)!
そのうえでの量(できうる範囲で頻度よく、継続し続けること)!が大事
ということです。
やみくもにトレーニングをしてしまうと、
健康維持や運動不足解消の観点では良いですが、
体を変化させるにはなかなか及びません。
ジムに通われている方はまずは、フォームを徹底的に
意識してみて下さい。
せっかくやるなら、こだわりをもって。
興味をもって考えながらやるトレーニングは、
面白みややる気をより一層引き出してくれるはずです。
是非、トレーニングの質、内容、こだわってみてください。